浴室リフォームのコストと機能について

浴室をリフォームする際には、対象が在来仕様なのか、ユニットバスなのかで大きくコストや機能が異なります。在来仕様とは、全て造作工事でお風呂を造るという工法で出来ており、現在の住宅業界の中では主流にはなっていません。反対に新築やリフォームなどでよく用いられるのはユニットバスであり、工場であらかじめパーツを製作しておき、現場で組み立てるという形式になっているため、コストが比較的安く、職人のレベルに依存しないので品質に関しても一定水準を保てるというメリットがあります。また、最近のユニットバスには、高断熱浴槽や節水型シャワー器具、乾きやすい仕様の床など、機能面に優れているという利点もあり、コストパフォーマンスが優れていると言えるでしょう。

在来仕様の浴室の場合のメリットは、コストはユニットバスよりも高くなる傾向にはありますが、浴槽の仕様や壁や天井材をオーダーメイドで仕上げることができ、水栓器具についても自由に好きなメーカーのものを選ぶことができるので、こだわりを持っている方にとっては満足度の高い浴室が造れるという利点があります。このように、リフォームにおいては既存の浴室の種類によって大きくコストや機能が異なってきますので、自分好みの浴室に仕上げたいのか、ユニットバスの多機能性を選ぶのかを十分に検討した上で方向性を決めることがポイントになります。リフォームの費用は、省エネ性能によって補助金などの制度も活用できますので、情報を収集して効率的な方法を選びましょう。

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