浴室のリフォームをする場合、最近はユニットバスにするケースが多いです。昔ながらのタイル貼りなどの在来工法と比べ、工期が短かく断熱性も優れている上、漏水や湿気が構造体に及ぼす影響が少ないなどの利点があるからです。マンションなどの場合既存がユニットバスである場合が多いので、リフォームする場合解体から設置、電気工事等で最長でも一週間もあれば工事は完了します。実際入浴できないのは1日程度なので、住みながらのリフォームが可能です。
戸建て住宅で在来浴室だった場合解体工事などに時間がかかるので、入浴できない日が1週間から10日ほどかかるので近所の銭湯などを探しておく必要があります。ただし、既製品なのでデザインや造りなどは各メーカーの提示するものから大きく外れることはできません。色々なメーカーのショールームなどを廻り、自分の考えに合ったメーカーの製品を選ぶことになります。浴槽の材質はFRP・鋳物ホーロー・人造大理石・ステンレスなど多様にありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
一度設置をしてしまうと20年程度はそのままなので機能や寿命などよく見極めて選ぶ必要があります。最近のユニットバスはバリアフリー化されていることも多いのですが、それ以上に高齢化を見越して開口幅の広くなるような入口にしておくことも大切です。ドアより引戸にした方が開閉の際後ろに下がる必要が無くなります。ただし扉を開いたとき実際どれほどの開口幅があるかどうかメーカーなどに確認してから選ぶ必要があります。
有効開口幅は65㌢以上ある事が理想で、介助が必要な場合さらに広い開口幅が求められます。